プロティアン・キャリア’とは、社会や経済の変動に対応し、その都度柔軟にキャリア形成を行う手法を指す言葉です。1976年、アメリカの心理学者ダグラス・ホールによって提唱され、その名の由来はギリシャ神話の変化に適応する神プロテウスからきています。今日私たちは、経済的な大変動やテクノロジーの進化、コロナウイルスなど無数の未知の変化を経験しています。長らく続いた終身雇用制度や年功序列制度も揺らぎ、キャリアの転換に対する抵抗感も薄れてきています。このような不透明な時代だからこそ、自分の未来や人生は自身で決定する勇気が必要となってきており、その一助となるのがプロティアン・キャリアという考え方なのです。