ピエゾ素子は圧電効果に基づくデバイスで、その主成分は誘電体またはセラミックです。ここでいう圧電効果とは、物質が圧縮や伸長を受けた際に発生する誘電分極、すなわち素子の両端に電位差が生じる現象を指します。同様に、その逆の反応もこの効果に含まれます。ピエゾ素子は、圧電振動子や超音波送信機、表面弾性波(SAW)フィルタ、加速度センサーなどといったものに用いられます。