債務の中で、貸借対照表に記録されないものを総称して簿外債務と呼びます。その具体的な例としては、保証債務などの偶発債務があります。中小企業の場合、給与の未払い分や退職金、貸倒引当金などは、貸借対照表に載っていないか、あるいは法人税法で定められた上限額までしか記録されていません。これらも、簿外債務の一部を形成します。