連結納税制度とは、完全支配が存在する親会社と子会社が一体となって組織される連結グループが、連結所得に対して法人税の支払いを行う制度のことを指します。税額の算出は、各法人が抱える所得をもとに連結所得を出し、その結果として得られる連結法人税を計算します。そして、その税額を各法人が分担します。
ただし、以下の注意点が存在します。 ・連結グループに所属する際には、時価評価が必要となります。 ・連結納税制度の適用代わりに使用される繰越欠損金は、そのままでは適用できず切り捨てられます。