一日あたりまたはそれよりも短い時間に口から摂取しても健康を害することないとされる、体重1kg当たりの量を指します。これは、食品や水を通じてヒトが農薬などの化学物質を摂取した際の短期的な影響を配慮するために設けられています。農薬の残留基準値(MRL)の設定では、長期的な摂取の影響と一緒に、短期的な摂取の影響も重視するため、この数値(ARfD)が使用されます。具体的には、特定の食品の摂取量の上位97.5パーセンタイルに、最大の残留濃度を掛け、短期の暴露量を算出します。その結果、この数値(ARfD)を超えないことが求められます。