「STORMOUS」というランサムウェアは、狙った組織のネットワークを侵略したうえで、重要なファイルを盗み出し暗号化します。次に、そのデータを自らのウェブサイトに公開し、身代金を請求する二段階の恐喝行為を行います。2022年のロシアによるウクライナへの侵攻が起こる頃合いに、その活動は一層激化しました。ロシアに対する支持を公に表明すると同時に、ウクライナや西洋の国々を狙って攻撃することも宣言しました。これまでの攻撃の対象にはウクライナ外務省やゲーム業界の巨頭EpicGames、グローバル企業コカ・コーラ、ベトナムの企業などが含まれ、それらの企業からデータを奪ったという声明を発表しています。