マジック・ナンバー(Magic Number)は、各ファイルのヘッダー部分に先頭に記録された数値データのことを指し、それぞれのファイル形式に固有の値を持ちます。たとえば、JPEG形式ではFFD8、DLL形式では4D5Aと、それぞれ異なるマジック・ナンバーが設定されています(16進数表記)。このマジック・ナンバーを解析することにより、ファイルの種別を確定し、詳細な解析を行うことが可能となります。この手順はデジタル・フォレンジックやインシデント・レスポンスなどの分野で役に立ちます。マジック・ナンバーの確認は、Fileコマンドやバイナリ・エディタを使用して、バイナリファイルから探し出すことが可能です。