RagnarLocker(ラグナロッカー)とは、二重脅迫型のランサムウェアであり、侵入先のシステムのデータを暗号化後、その解読に必要な金額を求めると同時に、放置するとデータが外部に漏れる可能性があるという恐喝まがいの行為を行います。このRagnarLockerは、国内盛んなゲーム産業の大手メーカーだけでなく、2022年にはギリシア最大手の天然ガス運営会社「DESFA」やポルトガルの主要航空会社「TAP」などにも被害を及ぼしている状況です。そのランサムウェアの特徴から、実行者がロシア語圏を基盤にしていることが予想されています。
そして2023年10月、国際的な警察組織が手を組み、RagnarLocker運営者のウェブサイトを摘発し、犯罪行為への制裁を行いました。