「片門型」は主に溶断作業におけるクレーンの一種を指します。門型クレーンはその名の通り、門のように両脚で床上のレールを走行します。しかし、片門型クレーンはその一方が床上のレール、もう一方が壁面のレールを走行する特殊な構造を持っています。 溶断機に関しても片門型と呼ばれることがありますが、実際には壁面のレールを走行するわけではないため、別の呼び名が存在します。その名も「片袖型(かたそでがた)」。この名称が、片側に伸びたアーム形状の溶断機を的確に表現しています。