デンソーによって90年代に開発されたQR(Quick Response)コードは2次元コードの一つで、現在では全世界の決済アプリなどで重要な役割を果たしています。しかし、このQRコードの作成や改ざんが容易であるため、それがサイバー犯罪の道具として悪用されるケースが増えています。2022年、FBIは攻撃手段として正当なQRコードを悪意あるものにすり替え、QRコードを介したフィッシング攻撃や、QRコード経由で悪質なウェブサイトへの誘導、マルウェアのインストールなどが行われているとの注意喚起を行いました。