米国防総省では、CAC(CommonAccessCard)というICチップを内蔵した身分証を用いています。それは現役軍人、事務官・技官、そして契約業者などに発行され、オフィス入場やシステムの利用、さらに身分証明など、多くの場面で活用されています。CACには、個人情報、PKI証明書、指紋、顔写真、所属情報など、さまざまな認証データが含まれています。そして、これらのデータにアクセスするためにはPINの認証が必要となります。さらに、米国防総省の重要なシステムは、ログイン時にCACによる認証を必須とし、証明書を基にしたセキュリティを確立しています。