一般的に、基準外賃金とは残業代やその他の割増賃金を算出する際の基準金額から除かれる賃金を指します。これは公式的な法定名ではなく、各企業が独自に定義を設けています。時にはその残業代そのものを基準外賃金として扱うこともあります。一方で、労働基準法(第37条第5項、施行規則第21条)には、「割増賃金の計算基盤となる賃金から除算可能なもの」として7つの要素が明示されています。