「キムスキー」(Kimsuky)は、北朝鮮に所縁のある先進的な持続的脅威(APT)であり、2012年から国際的に情報収集やサイバー間諜活動を行っています。近頃では、その攻撃範囲を暗号通貨の窃取にまで広げる動きが報告されています。主要な狙いは韓国、日本、アメリカ、ロシア、そしてヨーロッパ諸国で、外交、朝鮮半島の安全保障、核政策、そして経済制裁に関連する情報がその主要なターゲットです。この先進的な脅威は、ソーシャルエンジニアリング、スピアフィッシング、ウォーターホール攻撃などを利用して、ターゲットから情報を盗む活動を行っています。