高張力鋼板というのは、その名の通り高い引張り強さを持つ鋼材で、普通の鋼とは一線を画します。この特性を活かして、大型構造物の製作に際して重量や工費の軽減を狙った選択肢として用いられることが多いです。この高張力鋼板は「High-Tension」の省略形「TEN」を含む名前で、各メーカーからは「JFE-HITEN590」や「CK-BESTEN590」等といった名称で出されているのです。名前の最後に添えられた数字、例えば540、590、780などは、その張力の強さを物語るもので、非常に重要な指標となります。’