「残留データ」という言葉は、ハードディスク等の記憶媒体上に遺されているデータを指します。電子情報は生成から使用、廃棄までの全ライフサイクルにおいて適切な保護が必要求められます。メディアに格納されているあるいはネットワークを流通しているデータへの保全政策が強化される一方で、攻撃者たちはアクセスが容易な弱点を探し出す傾向にあります。したがって、使用終了した記憶媒体は、適切なデータ消去の手段、つまりサニタイジングを行う必要があるのです。