「C」という単語は「chamfer(チャンファー)」という言葉の先頭文字であり、通常45度の角度での角のカット、あるいはその寸法の一般的な表記法を指します。具体的に「C10(しーじゅうorじゅっしー)」という表現を使うと、直角が含まれ、その両辺が10mmの長さを持つ等脚直角三角形のような角のカット形状を意味するのです。これらの表記法は、穴の開口部のサイズ表示などにも応用されます。CADソフトなどへの適用時には、2つの辺が接触する頂点から各々5mm入った位置を結び、角の切り落とし部分のサイズを示すこともあります。この状況では2つの辺間の角度は必ずしも90度である必要がなく、そのため「C」という表記は45度の角度でのカットを必ずしも示さないこともあるというわけです。