「キャッシュ・コンバージョン・サイクル」は頭文字をとってCCCと呼ばれるもので、仕入れから売上までを経てキャッシュに戻るまでの日数を表す財務指標となります。これは基本的に会社の資金運用が一定のペースで行われているかという指標で、特に在庫を大量に保有する小売などの業者にとっては重要です。これと共通の観点を持つ経営指標として「運転資本」がありますが、その違いは運転資本が「金額」に注目する一方で、CCCは「期間」を重視するという点です。