重心というのは、物品の重さが集中している中心地点を指します。例えばクレーンで荷物を掛ける場合、吊り具がその重心から外れてしまうと、物体は傾いたり、最悪の場合、落としてしまうことがあります。ですから、玉掛けの際は重心を正確に捉えてから吊り上げるように心掛けましょう。具体的には、長方形の物品であれば大抵の場合、真ん中辺りが重心となるでしょう。しかし、半リング形状のものなどは重心が製品の外部に存在するため、その吊り上げ方には特別な注意が必要です。’