「倒れ」とは、溶断作業の際に利用される切断の方法の一つで、その特徴は切断した面が板の縦面とどの程度傾いているかを示すものです。その傾き具体的には、角度や長さで表し、「1度の倒れ」や「板の上下面で2mmの倒れ」といった形で表現されます。さらに、面白い点は、倒れの角度が一定でも、その板の厚さにより結果が大きく左右されることです。例えば、板厚が300mmの場合、わずか0.5度の倒れだけでも下部では2.6mm以上のずれが生じるという事です。