DTD(Data Transfer Device)は、暗号鍵を保存し、輸送し、そして伝送するための装置として、米国防総省により定義された用語で、日本語では「データ伝送機器」といいます。その主な使い道は、通信の安全性(COMSEC)と送信の安全性(TRANSEC)を保証するための暗号鍵の保管です。この装置は、米軍やその同盟国において、機密情報や非機密情報の暗号保管や配布、さらには対象システムや兵器の暗号鍵更新に使われています。堅牢な設計により、厳しい環境下での使用にも耐えられます。