ドリルダウンとは、データ集計の詳細度を一層深めるための手続きや、その能力のことを指す。具体例としては、全体のデータを国単位で観察していたものを、より詳細な都道府県別の観察に切り替える操作などが考えられる。
主として売上の分析に役立てられるこの手法では、最初に全体の売上から地域をピックアップし、次にその地域内の営業店舗を選出、さらに売上アイテムや商品名など、より具体的な項目に段階的にフォーカスを絞っていく。これを何度も繰り返すことにより、効果的なデータ絞り込みが可能となる。
ドリルダウンはデータ集計をより階層的なレベルまで落としこむことで、集計項目を詳細に閲覧し分析しやすくする。それにより、データ分析の全過程を通して、集計結果を含むより繊細な分析を行う際に活用される。