Dropboxは、クラウドを基盤としたファイルストレージおよびホスティングサービスとして位置づけられています。グループ内でのファイルの共有や同期・編集の手段として広範に活用されています。しかし、過去にはDropboxの従業員がユーザーアカウントにアクセスしていた事件や、アメリカ国家安全保障局(NSA)の広範なサーベイランスプログラム、PRISMへの協力が疑われるなど、複数の問題が指摘されてきました。さらに、一部のマルウェアや攻撃者がDropboxアカウントをコマンド&コントロールサーバとして活用し、侵害されたシステムから抽出したデータを格納していることが確認されています。