“長穴”という用語は、長方形に両端に半円を追加した独特の形状の細長い穴を指します。例えば、半円部分の半径が20mmでその中心から中心までの距離が50mmの場合、「R20で芯々が50の長穴」と表現することがあります。この時、穴の縦と横の寸法は、それぞれ40×90となります。なお、楕円との形状は異なり、楕円の場合は直線部がなく、「長径90、短径40の楕円」という表現を用います。
長穴形式のボルト穴が有用な理由は、固定位置を微調整可能にするためや、穴のピッチ変更に対応することができるからです。