購入した品物や外部からの委託品における在庫は、取得されたらすぐに倉庫に置かれ、生産に求められた際に倉庫から取り出される。同じく、自社製造品の在庫も、制作が完了すれば倉庫に追加される。このような在庫の「入庫」そして「出庫」は物品の倉庫への出し入れを表しており、これを2つの視点から考えることができる。一つは、計画に基づいた視点で、計画通りに行われる入出庫と、予定していなかった突発的な入出庫とが存在する。前者を「計画入出庫」、後者を「計画外入出庫」と称する。また、入出庫の方法も伝票の有無で2つに区分することが可能で、伝票を利用した場合を「実入出庫」、一方、伝票を用いないがそれに準じた扱いをするケースを「みなし入出庫」と呼ぶ。