白色の光を出力するLED(発光ダイオード)は、異なる波長の複数の光を巧みに組み合わせる仕組みを持っています。その組み合わせ方には主に2つのタイプがあります。一つは、青色LEDや近紫外LEDの光を、蛍光体材料に照射し、その混色光によって白色光を生成する方法です。もう一つは、赤、緑、青の各LEDを同時に光らせることで混色し、白色光を作り出す方法です。このLED技術は、初めて大々的に用いられるようになったのが携帯電話のバックライトとしてでした。最近では、家庭照明用途での白色LEDの活用が増えてきており、その注目度は日に日に高まっています。