「ビバ完全性モデル」または「ビバモデル」は古来から存在するセキュリティモデルの一つで、軍用のコンピュータシステムにおけるデータの完全性を確保し、不正な修正から防ぐためのポリシーであります。このモデルはKenneth J. Bibaによって1975年に提案されました。
ビバモデルにおいては、全ての”サブジェクト”と”オブジェクト”(データ)が、それぞれの完全性レベルにより制御且つ区分されます。この制御下では、サブジェクトは自己の完全性レベルを超越したオブジェクトの修正が許されず、また自身の完全性レベルよりも下位に位置するオブジェクトの情報を閲覧することも許されません。