「マトリクス」とは、元々は「原点」や「基準」を示す言葉で、現在では一般的には「数学の行列」を意味します。しかし、マーケティングの分野では「マトリクス図」の用途で使われることがよくあります。
テーマに関連する情報を詳細に探索する際、その情報を縦と横の軸に分けることにより、両者の交差点から見えてくる相関関係や位置付けを把握することが可能になります。
その中でも、2×2のシンプルなマトリクスが最もよく用いられます。その顕著な例として、PPM(製品ポートフォリオ管理)が挙げられます。
PPMでは市場シェアを横軸に、市場成長率を縦軸にセットし、対象となる事業の位置を適宜配置することによって、どの事業にどの程度のエネルギーを割くべきか、またどのような施策が必要かがクリアにわかるようになります。