UT’は「Ultrasonic Testing」の頭文字を取ったもので「超音波探傷検査」を指します。これは、非破壊検査の一手法で、超音波探傷器を用いて金属材料等の表面や内部に振動を送ることで、音響的反射を検出し、その反射によって材料の内部状況を把握する方法を指します。そして、得られた情報を検査基準と照らし合わせて合否を判断します。特に、材料メーカーでは最低でも一度はUTが行われ、また、ユーザーの要求で材料の内部不良を確認するために、溶断前にUTが行われることもあります。