Lorenzというランサムウェアは、2020年よりその存在が把握されています。ターゲットとなるシステムに不審な侵入を行い、データを暗号化し身代金の支払いを強要します。また、Lorenzを操る者たちは、被害にあった組織から盗みだしたデータを他の犯罪者に売却する可能性があります。このランサムウェアの一部として、Mitel社のVoIP機器が侵入ルートとして使用されている事実が確認されています。また、その特徴として、Microsoft製のBitLocker機能の悪用によるデータの暗号化が挙げられます。’