「OsMonitor」は、中国南京市を拠点に活動する「WangyaComputer社」が開発した、職場のパソコン使用状況を把握する監視ソフトウェアです。このソフトウェアをパソコンに導入することにより、Webサイトの利用履歴やメッセージングツールのやり取り、メールの送受信記録、そしてさまざまなアプリケーションの利用状況等を管理することができるようになります。しかし、この「OsMonitor」は、中国発のAPT(先進的な持続的脅威)によるサイバー攻撃の一環として悪用されている事実が明らかとなっています。具体的には、マルウェアによって侵害されたシステムに「OsMonitor」を導入することで、その監視機能を使って目標となるシステムから情報を不正に取り出すという手口が用いられているのです。