防衛省管轄下で防衛大臣直轄の自衛隊サイバー防衛隊は、2022年3月に前身となる自衛隊指揮通信システム隊の改革により生まれたサイバー専門の部隊です。
主な任務としては、サイバー攻撃への対応、防衛情報通信基盤(DII)の運営・管理、他の部隊向けに実戦レベルの訓練プログラムの策定と評価(訓練支援)、さらには陸海空自衛隊の各サイバー部隊の機能を統一・集約することが挙げられます。
軍の統合サイバー部隊であるこの隊は、アメリカ軍のサイバーコマンドと同等の役割を果たし、防衛省の平成31年から35年にかけての中期防衛力整備計画において、その体制強化が方針として定められています。