ジョブ型人事制度(職務等級制度)というのは、企業が雇用を決定する際、職務内容を明確に示し雇用契約を締結する方式を指します。特にその特徴は、労働時間よりも職務(ジョブ)の評価に重きを置く点にあります。
この方式は欧米の業界で一般的で、雇用契約の段階で職務内容や勤務条件を詳細に記載した「ジョブディスクリプション(職務記述書)」が提供されます。
ジョブディスクリプションは会社内の各職務の範囲や責任、役割を具体的に定義しています。そしてその詳細な定義に基づいて賃金が設定され、職務の責任範囲や仕事の量によって給与が変動する特性があります。