「フルタイム・イクイバレント(Full-Time Equivalent)」とは、略してFTEとも呼ばれ、一人のフルタイム労働者が処理できる仕事の量を表す単位です。具体的には、人員をフルタイムの人数に換算したときに何人分の仕事量に相当するかを示すものです。
フルタイム勤務、すなわち週40時間の労働力を1として定義し、その基準に従ってパートタイムのFTEを計算します。具体的には、パートタイムの労働時間をフルタイムの労働時間で割ることで算出されます。たとえば、週20時間しか働かないパートタイムの場合、FTEは20時間÷40時間=0.5となります。
このFTEという概念は、特定のプロジェクトや組織全体の人員規模、そしてコスト削減目標の策定に活用されます。