MBO-S(ManagementbyObjectivesandSelf-Control)は経営の世界でピーター・ドラッカーにより初めて提唱された目標管理方式である。この手法は、その頭文字から見て取れるようにマネジメント(管理・調整)、オブジェクティブス(目標)、そしてセルフコントロール(自己管理)の三つの要素からなる。社員が自己主導的に目標設定し、能動的にそれを追究することで、自身のモチベーションの向上を図りつつ、組織全体の成果の向上に寄与する手法なのだ。
重要なのは、与えられた目標を単純に働き掛けるだけではなく、セルフコントロール(自己管理)の観点を基盤として、目標達成を目指すという点である。