「MBO」は、「Management by Objectives」を略した言葉で、これを日本語に訳すと「目標管理(制度)」となります。これは、組織あるいは部署毎に設定された目標を社員個々が自分自身で立案し、自らを統制してその目標達成を図る手法を指します。このMBOというコンセプトは、1954年にアメリカの経済学者、ピーター・ドラッカーにより提案され、それは部署の目標達成だけでなく、個々の職員のモチベーションを高める効果も持つとして、全世界に普及しました。
日本国内でも、特にバブル経済が崩壊してからは、従来の年功序列型から成果主義へと移行する流れの中で、新たな評価制度としてMBOが注目を集めています。