DX2024年7月1日業務改革とDXの同時実現|大手製造業におけるグローバルERP構想策定事例株式会社コネクタブルー事例No 10071クライアント企業概要業種その他製品売上規模5000億円以上従業員規模5000人以上プロジェクト情報概算費用1億-5億円概算工期24-36カ月 グローバルERP構想 製造業DX システム統合事例事例サマリーグローバル展開する大手製造業において、8種類のERPシステムが混在し、本社基幹システムの老朽化による高コスト体質や、グローバルSCMの非効率性が課題となっていました。この事例では、単なるシステム統合ではなく、業務改革とDXを同時に実現する新たなアプローチを採用。グローバル標準プロセスの設計を起点に、全拠点の業務プロセスを可視化し、コアとローカライズの明確な切り分けを実施。さらに、クラウドERPを基盤としながら、先端的なDXソリューションやグローバルSaaSを組み合わせることで、将来の事業拡大にも対応可能な柔軟なシステム構築を実現しました。プロジェクト概要クライアント企業の課題グローバル企業である大手製造業のクライアント企業は、急速な事業展開の中で、各拠点での独自のERPシステム導入が進み、結果として8種類のERPシステムが混在する状況となっていました。そのような状況において、国内本社で稼働する基幹システムは導入から15年が経過しており、年間の保守・運用コストは導入当初より上昇、高止まりしており、またシステム改修に非常に時間を要し、ビジネススピードに追いつかない状況が常態化していました。また、グローバルでの在庫・生産情報をリアルタイムで把握することができず、拠点間での在庫の過不足や生産計画の重複など、SCMの最適化を妨げる要因となっていました。ソリューション概要クライアント企業の課題に対し、単なるシステムの統合、焼き直しではなく、新たな付加価値創出の基盤とすべく、ERP刷新に合わせて抜本的な業務改革とDX推進を行いました。 結果として、ERPパッケージだけでなく、周辺領域に対しても先端的なDXソリューション、グローバルSaaSを組合わせることで投資対効果の最大化を図りました。導入計画の策定においては、「グローバル標準プロセスの設計」を起点としたソリューションを提案しました。まず、全拠点の業務プロセスを可視化し、ベストプラクティスを抽出。そこから、グローバルで統一すべきコアプロセスと、地域特性に応じてローカライズを許容するプロセスを明確に切り分けました。アピールポイント・成果アピールポイント本プロジェクトの最大の特徴は、単なるシステム刷新ではなく、業務改革とDXを同時に実現する構想としたことです。製造業における豊富なERP導入経験を活かし、業務プロセスの高度化と標準化、システム化を両輪で推進。特に、生産管理・在庫管理・原価管理といった製造業の根幹となるプロセスについては、グローバルでの標準化と、各拠点での運用負荷を考慮した実現性の高い設計を行いました。また、システム構想においては、将来的な事業拡大や新規拠点の追加を見据え、柔軟かつスケーラブルなアーキテクチャを採用。クラウドERPのメリットを最大限活用しつつ、必要に応じてアドオン開発やサードパーティ製品との連携も考慮した構成としています。これにより、システムの拡張性と運用効率の両立を実現しました。この記事を書いた企業 2024年7月1日株式会社コネクタブルー戦略、オペレーション、テクノロジーの垣根を超えて伴走支援を行うコンサルティングファーム事例掲載数5件 more