事例詳細

Global communication network concept. 新規事業開発

2025年2月4日

非宇宙企業の宇宙事業参入を戦略的にサポート ~技術力を活かした新規事業創出と実行計画の策定~

シー・エス・ピー・ジャパン株式会社

事例No

14571

クライアント企業概要

業種
その他製品
売上規模
100-1000億円
従業員規模
500-1000人

プロジェクト情報

概算費用
1000-3000万円
概算工期
6-12カ月
宇宙事業参入 新規事業戦略 産業機械メーカー

事例サマリー

産業機械メーカーA社は、国内市場の成長鈍化を背景に、新規事業として宇宙産業への参入を検討。しかし、業界特有の技術要件や市場構造への理解不足、適切なパートナー選定の難しさに直面していました。本事例では、A社の技術を活かした成長戦略の策定、市場分析、経営陣向けの提案支援、企業間連携の構築を実施。結果として、A社は宇宙事業への具体的なロードマップを描き、新規市場への展開を加速させました。

プロジェクト概要

クライアント企業の課題

産業機械及び設備事業において実績を持つA社は、主力事業である産業機器部門において、国内市場の成熟化による成長鈍化に直面していました。そのため同社は、新規事業として、市場規模の急成長が期待される宇宙産業への参入を検討していました。しかし、宇宙産業特有の商習慣や技術要件、さらには市場構造の理解が不足していたため、具体的な参入戦略を描くことができない状況でした。

また、新規事業部門のメンバーは、宇宙産業への参入にあたって必要となる技術パートナーや研究機関との連携構築にも課題を感じていました。特に、宇宙産業特有の品質要求や信頼性要件を満たすための技術開発において、どのような企業と協業すべきか、判断が困難な状況でした。

ソリューション概要

まず、宇宙産業の市場分析から着手し、特に小型衛星向けコンポーネントや地上局設備などの成長領域に注目しました。A社の持つ技術が、これらの分野で強みを発揮できる可能性が高いと判断し、具体的な製品開発の方向性を提案しました。市場規模や競合状況、技術要件などを詳細に分析し、参入障壁と克服手段を明確化しました。

次に、経営陣向けの提案資料作成を支援しました。宇宙産業の成長性や市場機会を示すデータを視覚的にわかりやすく整理し、A社の技術力の活用イメージや収益モデルの例を提案しました。

また、宇宙ベンチャーB社や異業種のC社との連携構築をサポートしました。さらに、宇宙用機器の有効な展示会への出展をサポートし、販売先やパートナー企業の開拓に成功しました。

アピールポイント・成果

アピールポイント

私たちの支援の最大の特徴は、宇宙産業における豊富な経験と、非宇宙企業の宇宙事業参入に関する体系的な知見を組み合わせた、実践的なアプローチにあります。例えば、出展すべき展示会の紹介、宇宙分野における各種補助金についての情報収集と助言をし、新たな事業機会の創出に貢献しました。

また、経営陣への提案資料作成では、技術的な詳細を過度に強調せず、事業としての収益性や成長性に焦点を当てた説明を心がけました。市場データや競合分析を視覚的に整理し、非専門家でも理解しやすい資料を提供することで、円滑な意思決定につなげることができました。

成果

本プロジェクトの結果、A社の保有技術を宇宙での新規事業として展開することに対して、その技術的成立性や課題および必要な体制等を明確にすることができ、検討を次のフェーズに進めることに成功。A社の持続的な成長への新たな道筋を描くことができました。 現在は、具体的な製品開発を進めるとともに、宇宙分野のさらに別の領域への挑戦も検討しているところです。

この記事を書いた企業

2025年2月4日

シー・エス・ピー・ジャパン株式会社

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