事例詳細

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2024年12月27日

「財団の助成システム構築でガバナンスを強化:短期間で実現したシステム開発の成功事例」

株式会社デジニーク

事例No

9809

クライアント企業概要

業種
その他金融業
売上規模
1億円未満
従業員規模
100-500人

プロジェクト情報

概算費用
500-1000万円
概算工期
1-3カ月
システム刷新 ガバナンス強化 アジャイル開発

事例サマリー

クライアントである財団が直面した補助金管理システムの課題に対して、効率的かつ透明性の高い新しいシステムを短期間で構築した事例を紹介します。既存システムの制約やベンダー交代の問題を克服し、アジャイル開発やPHPを用いた柔軟な技術選定を実施。ガバナンスを強化しつつ業務効率の向上に貢献しました。

プロジェクト概要

クライアント企業の課題

クライアントである財団が抱える既存の補助金募集・選定システムは事業の基幹システムのため継続的に追加機能が必要な状況でした。また、新しいシステムを開発する必要性が生じた背景には、長年取引のあったベンダーが技術的対応を継続できなくなった事情もありました。

ソリューション概要

このプロジェクトでは、まずクライアントの業務フローを徹底的に分析し、要件を明確化しました。その上で、助成金の募集から選定、支出管理、記録保存までの一連のプロセスを一元管理するシステムを構築、また既存ベンダーのサポート終了に伴うドキュメント欠如の問題にはリバースエンジニアリングで対応し、重要なデータを新システムにスムーズに統合しました。アジャイル開発手法を採用することで、進捗確認や要件変更にも柔軟に対応し、短期間での稼働を実現しました。

アピールポイント・成果

アピールポイント

1. アジャイル開発アプローチの適用 プロジェクト期間が非常に短かったため、アジャイル開発を採用。クライアントとの定期的なレビューを実施し、要件を細かく確認しながら開発を進めました。これにより、開発の方向性を早期に軌道修正できる環境を整えました。

2. 既存ベンダーのドキュメント欠如への対応 クライアントが依存していた既存システムには、仕様書や技術的な詳細が無かっため、リバースエンジニアリングを実施、必要なデータや仕様を抽出し、これにより既存のデータ資産を最大限に活用した移行が可能になりました。

3. スケジュールの最適化 開発フェーズを細かく分割し、優先度の高い機能から順次完成させる方式を採用、これにより、タイトなスケジュールの中でもクライアントが最も必要とする機能を早期に提供できました。

4. 技術的な柔軟性の確保 RubyonRailsの改修が難しかったため、PHPにより実現。既存の技術環境に縛られず、最適な手段を模索することで効率的なシステム開発を可能にしました。

5. 運用サポート体制の強化 システム移行後の混乱を最小限に抑えるため、移行時の細かな修正にも対応し、現場でのスムーズな運用を支援しました。

プロジェクトの成果

このプロジェクトの成果として、助成金の募集から選定、記録管理、支出計画までのプロセスを一元化することで、日常業務の負荷を軽減しました。さらに、長期的な補助金のモニタリングが可能となり、ガバナンスの強化にも貢献しました。

この記事を書いた企業

2024年12月27日

株式会社デジニーク

Digital Unique, diginiq
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