事例詳細

全てをERPパッケージに任せない賢い選択―製造業のシステム刷新で実現したERP構想策定
DX

2025年3月5日

全てをERPパッケージに任せない賢い選択―製造業のシステム刷新で実現したERP構想策定

株式会社コネクタブルー

事例No

16849

クライアント企業概要

業種
機械
売上規模
1000-5000億円
従業員規模
500-1000人

プロジェクト情報

概算費用
1000-3000万円
概算工期
3-6カ月
ERP 個別受注生産 アジャイル開発

事例サマリー

本プロジェクトでは、産業機械メーカーの基幹システム刷新に向け、ERPパッケージとスクラッチ開発のハイブリッド方式を採用し、柔軟性とコスト最適化を両立しました。さらに、画面プロトタイプを早期に開発し、プロジェクトメンバー全員で新システムの具体像を共有することで、スムーズな合意形成を実現。結果として、システム刷新の方向性を明確にし、開発フェーズのリスクを低減するとともに、業務のデジタル化と効率化を推進する基盤を確立しました。今後も、当社はクライアント企業のDX推進を支援し、競争力強化に貢献していきます。

プロジェクト概要

クライアント企業の課題

クライアント企業は、長年使用してきた基幹システムの老朽化と、業務プロセスの複雑化に直面していました。特に、製造業特有の個別受注生産やアフターサービス業務に最適化された業務フローを維持しながら、新たなデジタル技術を活用する必要がありました。しかし、既存のERP製品では業務要件を満たすことができず、スクラッチ開発だけでは開発・運用コストが過大となるため、ERPパッケージ導入とスクラッチ開発のハイブリッドという新たなアプローチが求められていました。また、システム刷新プロジェクトにおいて、全社的な合意形成が進まず、プロジェクト推進の遅れも懸念されていました。

ソリューション概要

当社は、クライアント企業の業務要件を詳細に整理し、最適なシステム構成を提案しました。まず、業務の標準化が可能な領域にはERPパッケージを導入し、特有の業務プロセスにはスクラッチ開発を組み合わせるハイブリッド方式を採用。これにより、システムの柔軟性と拡張性を確保しました。また、システムの具体像を関係者全員で早期に共有するため、画面プロトタイプを開発し、業務フローを視覚的に理解できる環境を整えました。これにより、新システムのユーザビリティや操作感を事前に確認しながら、関係部門と合意形成を進めることができました。

アピールポイント・成果

アピールポイント

本プロジェクトでは、単なるシステム刷新にとどまらず、業務の最適化と合意形成の円滑化を同時に実現した点が大きな特長です。特に、ERPパッケージ導入とスクラッチ開発のハイブリッド設計により、業務要件を満たしながらも、開発・運用コストを最適化しました。さらに、画面プロトタイプを早期に開発し、PJメンバー全員で新システム像を具体的に共有することで、認識のズレを防ぎ、導入後のスムーズな運用を可能にしました。加えて、アジャイル的なアプローチを取り入れ、関係者のフィードバックを迅速に反映する体制を構築しました。

成果

本プロジェクトの成果として、クライアント企業は、ERPパッケージとスクラッチ開発を組み合わせた基幹システムの方向性を明確化し、スムーズなシステム刷新に向けた準備を整えました。特に、画面プロトタイプを活用した合意形成により、プロジェクト推進のスピードが向上し、業務部門とIT部門が同じ認識を持ちながらシステム設計を進めることができました。結果として、開発フェーズに移行する前に仕様の確定度が高まり、開発期間の短縮と導入後のトラブル軽減につながりました。また、業務効率化とデジタル化による競争力強化の基盤を確立することができました。

この記事を書いた企業

2025年3月5日

株式会社コネクタブルー

戦略、オペレーション、テクノロジーの垣根を超えて伴走支援を行うコンサルティングファーム
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