事例詳細

財務計画を可視化してるうちに、逆に経営に提案したい方向性が見えてきた。
会計

2024年8月21日

財務計画を可視化してるうちに、逆に経営に提案したい方向性が見えてきた。

SEEDER株式会社

事例No

1793

クライアント企業概要

業種
その他製品
売上規模
1-10億円
従業員規模
10-100人

プロジェクト情報

概算費用
100-500万円
概算工期

事例サマリー

本記事では、ジュエリー企画販売を行う有限会社ソラ(SORA)が、SEEDER株式会社の支援を受けて財務計画の可視化を進める中で、新たな経営戦略の方向性を見出した事例を紹介しています。SORA社は、成長を続ける中で財務戦略の知見不足に課題を抱えていました。SEEDERの人材マッチングサービス「JINCHI」を活用し、外部専門家の協力を得て3年先の中期計画を策定。財務三表の整備や全社員への財務状況の共有を通じて、チーム全体の共通理解を確立しました。これにより、数値に基づく意思決定が推進され、現実的なKPIと売上目標の再設定が可能となりました。さらに、外部の視点を取り入れることで、客観的で論理的な計画作成が実現し、継続的な改善とフィードバックの活用により、計画の実効性が高まりました。

プロジェクト概要

クライアント企業の課題

SORA様は縮小市場にあるブライダル市場において、おかげさまで右肩上がりの成長を続けています。しかし、今後より戦略的に大規模な投資を検討・実行する上で、人などの経営資源をどう使っていくかの財務に関しての知見が社内に欠けていました。

経理担当が1名、決算書などの会計は十分スキルを持っていて業務をされておりますが
創業23年になる現在で、未来に向けたお金の使い方の企画や戦略の議論がまともにできておらず、そのノウハウも不足している状況でした。

ソリューション概要

1. 財務の見える化とチームの共通理解の確立
まず、SORA社は財務の「見える化」に注力しました。基本的な財務三表の整備にとどまらず、全社員が財務の現状を理解できるようにし、共通認識を持たせる工夫が施されました。これにより、チーム全体が同じ目標に向かって一丸となることが可能となりました。

2. 数値に基づく意思決定の推進
次に、コスト構造の分析においては、すべての数値を徹底的に洗い出し、可能な限り具体的なデータに基づく意思決定を行いました。これにより、漠然とした感覚や経験に頼るのではなく、数値的な裏付けを持った戦略が立てられるようになりました。

3. 外部の視点を取り入れた計画作成
SORA社は、バイアスを排除するために、外部の視点を積極的に取り入れました。これにより、内部だけでは気づきにくい盲点が発見され、より客観的で論理的な計画が作成されました。特に、財務計画の精緻化においては、外部の専門家の助言が大いに活かされました。

4. KPIと目標設定の現実化
また、KPIと売上目標の再設定においては、現実的かつ達成可能な範囲で目標を再構築しました。これにより、無理のない成長戦略が描かれ、社員のモチベーションを高めつつ、実現可能性の高い計画が策定されました。

5. 継続的な改善とフィードバックの活用
最後に、SORA社はタスクの進行状況を継続的にモニタリングし、フィードバックを迅速に反映させる体制を構築しました。これにより、計画が進行する中での微調整が容易となり、計画の実効性が高められました。

アピールポイント・成果

アピールポイント

導入後、3ヵ年の財務計画が策定され、その質の高い財務企画が評価されています。また、売上目標の再考や利益計画の上方修正など、計画の精緻化にも繋がり、会社の成長に大きな転換をもたらしました。

涌波さま:

財務3ヵ年計画を一緒に策定してもらって、今回提案も通りました。

今はそれを軸に事業計画3年計画を社内で議論しているところです。
この3ヶ月という短い期間で、これだけの質の財務企画を作れたのは良かったですし、想定してなかった収穫もありました。

表参道の本店の席数や成約率などKPIを眺めているときに、ふと村田さんが提案いただけたことで
それを元に
売上目標が再考できました。販売比率を再考し利益計画としては上方修正になります。

最初は数字を可視化しようとしていましたが、議論してるうちに経営に提案したい方向性が見えてきました。
方向転換ですね。

その意思を村田さんに伝えて、代表に意思決定をするための情報を揃えてもらう協力をしてもらいました。

ずっと担当してきた我々ではバイアスがあってできなかったことです。
経験則が突破できて、理詰めで作れたため納得感の高い計画になりまし
た。

村田:

元々かなり丁寧に現場の数字を拾い上げる努力をなさっていました。

売上を構成している、客数や単価を紐解いていき、SORAさんが管理していたKPIを確認していると「客観的に見て、もう少しこの数字は伸ばせるよな?」と直感的に思い、アドバイスさせていただいたのが最初です。

本店での販売・卸売・オンライン販売などの売上計画の配分を変えて、結果的には利益計画は上方修正になりましたね。

涌波さま:

これは今後の投資計画や、人材の採用戦略など変わるのて大きな転換になります。

この記事を書いた企業

2024年8月21日

SEEDER株式会社

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