事例詳細

一過性のアイデア発掘から体系的な事業創出へ―半導体商社の組織改革事例
新規事業開発

2025年3月5日

一過性のアイデア発掘から体系的な事業創出へ―半導体商社の組織改革事例

株式会社コネクタブルー

事例No

16884

クライアント企業概要

業種
卸売業
売上規模
1000-5000億円
従業員規模
1000-5000人

プロジェクト情報

概算費用
3000-6000万円
概算工期
3-6カ月
新規事業開発 組織改革 イノベーション戦略

事例サマリー

本プロジェクトでは、クライアント企業の新規事業アイデアコンテストを単発の取り組みから、継続的な新規事業創出基盤へと進化させる支援を行いました。当社は、ステージゲート管理の導入に加え、従業員の動機付けや事業開発のサポート体制を整備。これにより、アイデアの発掘から事業化までのプロセスが体系化され、社内のイノベーション文化が醸成されました。結果として、クライアント企業は継続的に有望な新規事業を生み出し、競争優位性を強化するための新たな成長基盤を確立しました。

プロジェクト概要

クライアント企業の課題

クライアント企業は、半導体業界における豊富なネットワークと商流を活かし、新規事業の創出を目指していました。しかし、毎年社内で新規事業アイデアコンテストを実施していたものの、一過性の取り組みとなっており、有望なアイデアを継続的に生み出し、事業として育成するための仕組み化ができていないという課題を抱えていました。また、アイデアが選定された後のプロセスが不明瞭で、事業化に向けた具体的な支援体制が整っていなかったことから、社内の従業員が主体的に新規事業開発に取り組む動機付けが不足していました。こうした課題に対し、当社は包括的な新規事業創出基盤の整備を支援しました。

ソリューション概要

当社は、クライアント企業の新規事業創出を持続可能な取り組みにするため、ステージゲート管理の導入にとどまらず、従業員の動機付けや事業開発のサポート体制を整備する包括的な支援を行いました。具体的には、アイデアの発掘・評価・育成のプロセスを体系化し、アイデアの段階ごとに明確な評価基準を設定。また、事業化に向けた支援策として、メンタリング制度の導入や、社外の専門家や投資家とのネットワーキング機会を提供しました。さらに、従業員がアイデアを積極的に提案できるよう、インセンティブ制度を設計し、企業文化としてのイノベーション推進を支援しました。

アピールポイント・成果

アピールポイント

本プロジェクトでは、単なる管理手法の導入ではなく、新規事業を生み出し、育てるための企業文化の変革を目指した点が大きな特徴です。特に、ステージゲート管理の仕組みを整備することで、アイデアが適切に選別・進捗管理される環境を構築。一方で、従業員の動機付けを強化するために、成功事例の社内共有や表彰制度を設けるなど、心理的なハードルを下げ、挑戦しやすい環境を整えました。また、社内の新規事業担当者向けに定期的なトレーニングを実施し、事業化に向けた知識やスキルを強化。これにより、新規事業の創出を組織的に支える体制を確立しました。

成果

本プロジェクトを通じて、クライアント企業は新規事業創出のための仕組みを確立し、継続的にイノベーションを生み出せる体制を構築しました。具体的には、ステージゲート管理の導入により、事業アイデアの選定・評価がより精度高く行えるようになり、実現可能性の高いアイデアが事業化に向けて進む確率が向上しました。また、メンタリング制度やネットワーキングの機会提供により、従業員の新規事業への関与度が高まり、提案数が増加。さらに、インセンティブ制度の導入によって、社内のイノベーション活動が活性化し、企業全体の成長戦略の一環として新規事業開発が定着しました。

この記事を書いた企業

2025年3月5日

株式会社コネクタブルー

戦略、オペレーション、テクノロジーの垣根を超えて伴走支援を行うコンサルティングファーム
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