「エフェクチュエーション」は、問題解決のための優れた起業家的思考法を体系化したコンセプトであり、インドの経営学者、サラス・サラスバシー教授がその著書で提案したものです。
一方、目標を定め、それを達成するための手段を策定するアプローチは「コーゼーション」と呼ばれます。これまでの時代は予測可能であったため、コーゼーションによって目標達成が可能でした。ですが、現代の予測できない社会状況では、そのアプローチが必ずしも適応できるわけではないとされており、その結果、エフェクチュエーションに対する関心が高まっています。
エフェクチュエーションは目標を最初に設定するのではなく、手段から出発して、何を達成できるかを思考するプロセスを指す概念です。