キャリアデザインとは、自分の未来のビジョンや理想のお仕事、そして求める労働環境を自分で創造し、それを実現するためのプロセスである。これは、会社内での成長を図りつつ、それに伴う役職への昇進を明確にするキャリアパスとは異なる。キャリアデザインは、ただ仕事をするだけではなく、人生全体の目標やプライベートな側面も織り交ぜて、何を追求したいのかを自己探求するものである。
キャリアデザインを策定すると、自身のキャリアを受動的な存在から主導的なものへと転換でき、自分自身と職場の方向性を一致させながら働くことが可能となる。加えて、自分が何のために働くのかという目的がハッキリと見えるようになり、それによって仕事へのフルフィルメントやエンゲージメントが向上する可能性もある。