鳥インフルエンザは鳥の感染病で、A型インフルエンザウイルスが発生元であり、H1から16、N1から9のサブタイプが存在します。家畜伝染病予防法では、これらの中で、急性に進行し、感染率及び死亡率が特に高いものを高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)と呼びます。一方、H5またはH7のウイルスによる感染で、HPAIに含まれないものもありますが、これらは高病原性への変異の危険性が高いため、低病原性鳥インフルエンザ(LPAI)と定義し、厳格な感染防止対策が必要とされています。現時点では、日本で鳥インフルエンザが食物を経由して人間に感染する確率は極めて低いとされています。