オッズと言えば、特定の出来事が起こる可能性と起こらない可能性の比率を指す。そして、このオッズを基にして算出したものが「オッズ比」であり、これは比率の比率とも言える。このオッズ比は、特にばく露と病気の関連性の強さを評価するための尺度として使われています。例えば、ばく露と病気との間に一切関連性が見られない場合、オッズ比は1になります。さらに、ばく露が病気の発症リスクを増大させる場合、オッズ比は1を超える値を示し、逆にばく露が病気の発症リスクを低下させる場合、オッズ比は1未満になるのです。