親族内承継’とは、息子や娘、または配偶者や娘婿など、血縁や親族関係にある人々がビジネスの後継者となるケースを指し示します。その一方で、親族以外の人々が後継者となる状況を’親族外承継’と名付けています。中小企業においては、全体の大部分を占める同属経営の形態では、親族内承継が主たる事業承継のパターンとなっていました。しかしながら、現在ではやり手の息子が家業を引き継ぐことを望まない傾向が強まり、その結果、親族外承継の選択を追求する事例が増えてきています。