Appleの「Cookie制限機能」について
AppleはSafariの使用環境を改良するべく、新たにCookieを制限する機能を発表しました。これにより、ITP(Intelligent Tracking Prevention)の規定が段階的に厳しくなり、最初に3rdパーティーCookieが対象となり、即座に破棄されるようになりました(ITP2.0)。その後、1stパーティーCookieも厳格な制限の対象とされ、保持期間が一週間(ITP2.1)からわずか24時間(ITP2.2)へと大幅に短縮されました。さらに、特定の目的の為に設定されたCookieならびにその他のストレージ空間も使用期間が一週間に制約されることになりました(ITP2.3)。この連続的な改定により、Safariを使ったCookieに依存するようなユーザーの行動測定やターゲット指向の広告展開などが大幅に難しくなる見込みです。