CSV(Creating Shared Value)は”共有価値の創出”という意義を持つもので、2011年にアメリカの経済学者であるM・E・ポーター教授を始めとする一派が提案した概念です。その本質は、企業による利益追求と社会への貢献が、同時に達成可能であるというものです。
1850年までの市場は、人々の生活を豊かにするという社会的な役割を果たす経済システムの一部でした。ただ、その後に商工業の躍進に伴い、市場が拡大化するところとなります。その結果、経済的利益と社会問題への対策は、かつての「利益」対「環境」のように相反する関係性を持つものになりました。’