心理的資本という概念は、人的資本の管理やエンゲージメントへの意識が高まる中で注目を浴びています。これはキャリアや個人の目標に対する積極的な挑戦意識を持つことで、前進する能力を持つ心の状態を示します。フレッド・ルーサンス博士(ネブラスカ大学教授)によると、心理的資本が豊かな組織では、以下の4つの要素が重要となると指摘。それらは頭文字を取り、”HERO”と呼ばれています。
・Hope(希望):目標達成に向けた肯定的な行動状態
・Efficacy(自己効力感):自己の技能や貢献に対する自信
・Resilience(回復力):困難を乗り越えて進むための力
・Optimism(楽観性):物事の光明面を見つめる前向きな姿勢’