アオカビ(Penicillium属)やコウジカビ(Aspergillus属)といったカビの一部が生成するカビ毒、パツリンの問題が注目されています。特に、りんごジュースの汚染が大きな問題となっているのです。2003年7月、食品安全委員会は厚生労働省からの問い合わせに対し、薬事・食品衛生審議会が設定したパツリンの暫定許容一日摂取量(PTDI)が0.4μg/kg体重/日であるとの判断を発表しました。このカビ毒は消化器系において充血や出血、潰瘍を引き起こす可能性があります。’